
こんにちは! ケケンタです。
この記事では、当ブログで公開しているReact初心者向けTODOアプリ開発シリーズをご紹介します。
シリーズ概要
シリーズの目的
初心者から実践的なReact開発者への成長を目指し、段階的に学習を進めていきます。最終的にはデータベース連携ができる本格的なTODOアプリを完成させることが目標です。
学習の流れ
- 基本編(第1回〜第7回): Reactの基礎から完全なCRUD操作まで
- 発展編(第1回〜第5回): より高度な機能と実践的な開発スキル
最終成果物
データベース連携ができる本格的なTODOアプリケーション
対象読者
- React初心者の方
- 実践的なアプリケーション開発を学びたい方
- 段階的にスキルアップしたい方
なぜ今Reactを学ぶべきなのか
生成AIが急速に発展し、フロントエンド開発の自動化が進んでいる現在でも、Reactの重要性は衰えるどころか、むしろ高まっています。
ChatGPTやGitHub CopilotなどのAIツールがフロントエンドコードを生成する際にも、Reactが採用されていることがしばしば。AIという比較的新しい分野においても、Reactは活躍しているのです。
Reactが選ばれ続ける理由
- 豊富な学習リソース: 大量のチュートリアル、ドキュメント、コミュニティサポート
- 安定したエコシステム: 長年の実績と継続的な改善
- 高い求人需要: 世界中の企業でReact開発者が求められている
- AIとの相性: 生成AIが理解しやすく、効率的にコード生成できる構造
- 将来性: Meta(旧Facebook)による継続的な開発とサポート
Reactを学ぶことで、AIツールを活用した効率的な開発と、手動での細かい調整の両方を身につけることができます。これは、これからの時代の開発者にとって非常に重要なスキルです。
基本編の学習内容(第1回〜第7回)
完成イメージ


記事リスト
第1回:Reactの基礎と開発環境の準備
学べること
- Reactの基本概念(仮想DOM、コンポーネントベース開発)
- Node.jsとnpmのインストール
- Create React Appでのプロジェクト作成
- JSXの基本文法
- 初回コンポーネントの作成
第2回:コンポーネントとJSXの理解
学べること
- コンポーネントの概念と種類(関数コンポーネント、クラスコンポーネント)
- JSXの詳細な文法
- Propsの受け渡し
- コンポーネントの分割と再利用
第3回:状態管理の基礎 – useState
学べること
- useStateフックの基本
- 状態の更新方法
- 配列とオブジェクトの状態管理
- TODOリストの基本構造作成
第4回:イベントハンドリングとフォーム処理
学べること
- イベントハンドラーの書き方
- フォームの制御(制御されたコンポーネント)
- 入力値の検証とバリデーション
- エラーハンドリングの基礎
第5回:リスト表示と条件付きレンダリング
学べること
- map関数を使ったリスト表示
- keyプロパティの重要性
- 条件付きレンダリング(&&演算子、三項演算子)
- フィルタリング機能の実装
第6回:TODOの編集と削除機能
学べること
- 配列の操作(filter、map、findIndex)
- イベントの伝播と停止
- 編集モードの切り替え
- キーボードショートカットの実装
第7回:useEffectとlocalStorageを使ったデータ永続化
学べること
- useEffectフックの基本
- 依存配列の理解
- localStorageを使ったデータ永続化
発展編の学習内容(第1回〜第5回)
第1回:スタイリングとUI/UX改善(予定)
学べること
- CSS-in-JS(styled-components)の基礎
- CSSモジュールの使用
- レスポンシブデザインの実装
- アニメーションの追加
第2回:カスタムフックとロジックの分離(予定)
学べること
- カスタムフックの作成
- ロジックとUIの分離
- useReducerの基礎
- エラーハンドリングの改善
第3回:コンテキストAPIとグローバル状態管理(予定)
学べること
- Context APIの基本
- ProviderとConsumerの使い方
- グローバル状態の設計
- パフォーマンスの最適化
第4回:API連携の基礎(予定)
学べること
- fetch APIの基本
- async/awaitの使い方
- エラーハンドリング
- ローディング状態の管理
第5回:データベース連携とデプロイ(予定)
学べること
- バックエンドAPIとの連携
- データベース(SQLite/PostgreSQL)の設定
- 環境変数の管理
- アプリケーションのデプロイ(Vercel/Netlify)
完成するTODOアプリの機能一覧
シリーズを完了すると、以下の機能を持つ本格的なTODOアプリが完成します。
基本機能
- 基本的なCRUD操作(作成・読み取り・更新・削除)
- 完了/未完了の切り替え
- 優先度設定とバッジ表示
- フィルタリング機能(すべて・未完了・完了)
- データの永続化(localStorage)
発展機能
- レスポンシブデザイン
- ダークモード対応
- 検索機能
- 統計表示
- エラーハンドリング
- ローディング状態の管理
学習のポイントとコツ
段階的な学習
基本から応用へ、無理なくステップアップしていくことが重要です。各回の内容をしっかり理解してから次に進みましょう。
実践的なアプローチ
理論だけでなく、実際に手を動かして学んでいくことで、より深い理解が得られます。コードを書いて、動作確認をしながら進めましょう。
まとめ
身につくスキル
- Reactの基本概念と開発手法
- コンポーネントベース開発の実践
- 状態管理の適切な選択と実装
- ユーザビリティを考慮したUI設計
- フルスタックアプリケーション開発
継続的な学習の重要性
技術は日々進歩しています。このシリーズで基礎を固めた後も、新しい技術やベストプラクティスを学び続けることが重要です。
読者へのメッセージ
Reactの学習は、最初は難しく感じるかもしれませんが、段階的に進めていくことで必ず身につきます。基本編から始めて、一つずつ確実に理解していきましょう。発展編の記事も順次公開していきますので、お楽しみに!
基本編の記事は既に公開済みですので、ぜひ第1回から順番に学習を始めてください。
今こそReactを学ぶ価値がある
生成AI時代において、Reactの価値はさらに高まっていると言えます。AIツールがフロントエンドコードを生成する際のReactを採用されていることからも、その重要性が証明されています。
僕自身、ここ数か月の間に様々な生成AIやAIエージェントに触れてきて、その中でフロントエンド言語の多くがReactで出力されるケースを目の当たりにしてきました。
生成AIが出力したソースコードを訳も分からず扱うことと、その内容をしっかり理解したうえでソフトウェアへ組み込むことの間には大きな隔たりがあります。だからこそ、これまでReactを学んだことがないという方も、最低限の基本を知るだけでも周囲の方との大きな差になると考えています。



この記事でご紹介したTODOアプリ開発シリーズでは、Reactの基本的な解説を交えながら実際にTODOアプリ開発を進めることができます。React初心者の方でも安心して取り組むことができるので、これを機にぜひReactの学習に挑戦してみてください!
気になる第1回目はこちらからご覧いただけます。


それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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